建築士さんが立てた家をオープンハウスなどとして、公開することがあります。
どの設計士さんに頼むかの判断は過去の実例を参考にしてもいいはず。
この設計士さんは、ここに強い、そのデザインが得意、などというものもおのずとわかってくるはずです。
妥協したくないなら、足を運ぶようにしましょう。
そこで、ぜひ聞いておきたい質問を紹介しておきます。
参考程度に聞いておけば、設計士さんがどの程度その質問に対して考慮しているのか見えてくるはずです。
「音に対してどのような対策を取っていますか」
マンションや一戸建てでも、隣近所の音は気になるはず。
無用なトラブルは避けたいので遮音対策は重要なポイントです。
・床のコンクリート(スラブ)の厚さが20cm以上あるかどうか
・お隣さんとの間の戸境壁の厚さが18cm以上あるか
・フローリングの遮音等級は「LL45」以上か(数字が小さいほど性能が高い)
・水まわり(トイレ、浴室、キッチン)が自分の寝室と接しているか。
(その場合は壁や配管の遮音対策に特別な配慮がしてあるかどうか)
「結露やカビに対して対策を取っていますか」
壁の内側に断熱材を施す「内断熱工法」が一般的ですが、その場合は断熱材を外壁の内側だけでなく、
天井部分は室内側に1m以上、戸境壁は同じく45cm~60cm程度の長さまで施工してあると安心です。
「日照時間は?」
周辺の建物や、バルコニーなどである程度日当たりはわかりますが、季節によって太陽の向きは変わるもの。
一番日照時間の少ないといわれる冬至の日の日照時間を参考にしましょう。
「耐震等級は?」
地盤や杭、建物の耐震構造など、地震対策について聞いておきましょう。
耐震等級は3段階に分かれており、等級3が最高ランク。構造設計をだれが担当しているか、
どのようにチェックされているかでしっかり説明することができる業者でなければ危険です。
「天井の高さはどれくらいですか?」
リビングの広さが12畳~13畳ある場合は、2.5m以上あればグッド。
「天井と床は二重になっていますか?」
天井と床はコンクリート(スラブ)との間に空間がある二重構造になっていると、
配管のメンテナンスがしやすくなり、将来のリフォームで水まわりを動かしやすくなります。
間取り図だけではわかりにくいので直接聞いてみましょう。